こんにちは、圧着DM仕事人の松田です。
前回に続き、明日、10月9日は世界郵便の日に関連して
郵便の歴史において離すことはできない、『切手』に関しましてご紹介させて頂きます。
世界の郵便の歴史において世界最初の切手は、
1840年(天保11年)にイギリスで発行された、1ペニー(One Penny)と2ペンス(Tow Pence)の2種類の切手です。
この切手は、色と料額から黒のインクを使った「ペニー・ブラック」と青色のインクを使った「ペンス・ブルー」の愛称で呼ばれており、
切手の図柄は、当時の国家元首であったヴィクトリア女王の横顔が描かれています。
この切手、偽造防止対策を重視して作られており、用紙は王冠のマークの透かしを入れたものが使用されました。
切手の左右の下側にはチェックレターと呼ばれるアルファベットが記載されており、この文字の組み合わせで、切手が1シートのどの位置に印刷されたのか分かるようになっています。
また、今では当たり前についているミシン目がついていなかったため、当時ははさみで必要な枚数を切りだしていたそうです。
ちなみにこのミシン目ですが、1854年から登場するようになりました。
日本で最初に発行された切手は、
1871年(明治4年)4月20日に発行された48文、100文、200文、500文の計4種の切手です。
当時はまだ通貨改革が行われていなかったため、江戸時代の通貨の額面表記がされておりました。
切手の図柄は、向かい合った竜が描かれていることから、「竜門切手」と呼ばれています。
この竜門切手ですが、1シート40枚で構成されており、当時はまだ印刷技術も整っておらず、原版を複製する技術がなかったため、原案を40個、手で彫って作りました。そのためすべて全く同じものはなく、40枚それぞれ異なるため、シートのどの位置にあったのかがわかるそうです。
また薄目の和紙で作られており、切手のミシン目も、裏糊もなかったそうです。
今では切手は日本はもちろん、世界中からたくさんの種類の切手が発行されています。
デザインも各国ごとに絵柄の美しいものやバラエティに富んだもの、また形も長方形だけでなく、円形や絵柄に合わせたものなど多種多様に発行されております。
普段はメールや電話などで連絡をしてしまいますが
たまには、地域や個性的な切手を貼ってお手紙を書いてみるのもいいのではないでしょうか。
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