手紙や書類での『吉日』の使い方

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こんにちは。
DMクラスターの飛田です。

結婚式・披露宴の通知や招待状などでよくみる『〇月吉日』。
この吉日だけをみると、縁起がよさそうな日だな…というのはなんとなく想像できるのですが、いざ説明しようとすると、どうして吉日という表記だったっけ?となかなか難しいと思います。

そこで今回は、意外と知らない吉日について紹介させて頂きます。

吉日とは?

吉日は『きちじつ』または『きちにち』と読み、『縁起が良い日』という意味があり、何かをしたり始めたりするのに最適な日と言われています。
『大安』『一粒万倍日』『天赦日』が吉日として広く親しまれています。

使い方について

主に、結婚式・披露宴の通知や招待状、出産のお祝い、新築のお知らせなど、お祝い事全般に使われ、『吉日』へ縁起を担ぐ意味合いもあるため、特に日付にこだわらないものに使われます。
また、何か会の案内状の場合、その会が開催される日付と間違わないように、あえて書いた日付を書かずに、吉日という使い方もあります。
よって、2022年3月に結婚をした通知を出す場合は『3月吉日』または、『2022年3月吉日』と書きます。
ただし、この『〇月吉日』という記載ですが、使ってはいけない場面があります。

お礼状

相手への感謝の気持ちを伝えるお手紙の場合、お礼をいうのに日付を曖昧に『〇月吉日』とするのはマナー的にもひっかかる方もいらっしゃるためオススメできません。

ビジネス文書

議事録、報告書に関しては、それがいつのものなのかわからないと意味がないため正確な日付が必要です。
また発注書や納品書、契約書などに関しても、いつなのかがわからないとトラブルになってしまうため、仕事に関する手紙や書面に関しては、ほとんどの場合で正確な日付の記載が必要となりますので、吉日は使えません

遺言書

遺言書は死後であっても自分の意思を残せる最後の手段ですが、生前何度でも書き直しをすることが出来ます。
そのため複数遺言書が発見された場合、日付が一番新しいものが有効となるため、『〇月吉日』といったふわっとした表記では正しく判断することが出来ないため、遺言書は正確な日付の記載が必要となります。

葬儀や法事などの弔事の案内

吉日とは縁起が良い日であるという意味でもあるため、葬儀や法事などの弔事で吉日と書くのは失礼にあたってしまいます。
そのため、弔事の案内には吉日は使えません
またお詫び状に関しましても同様な理由で、この人はちゃんとわかっているのかな…と相手に思わせてしまうため使えません

まとめ

吉日とは縁起の良い日という意味で一般的によく知られていますが、いざとなるとうまく説明が出来なかったり実はよくわからなりという方も多かったと思います。
お祝い事をお知らせする文章には遠慮なく使っていき、ビジネスに関する手紙は書類に関しましては、基本つかわないようにするほうがトラブル防止になります。
また葬儀や法事などの弔事の案内、お詫び状などに関しては、吉日は縁起が良い日であるという意味ですので使えません。

今回は簡単に吉日に関しましてご紹介させて頂きました。
吉日は縁起の良い日ですが、「思い立ったが吉日」ということわざもあります。
これは何かを始めようと決意したらその日が吉日なので、すぐに取り掛かるといい。という意味があります。何か新しいことを始めようと考えている方は、個の吉日に背中を教えてもらうのもいいきっかけになるかもしれませんね。

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